おこじょ :ねいさん、ねいさん バレンタインディのちょこれいとをおくれ。 おねえさん:おやおや、もうバレンタインデーは 終わってしまいましたわよ。 おこじょ :ちぇ!残念無念 ぷっぷくぷー。 おねえさん:おやおや、おこじょくん 今日は、えらく軽いノリですね。 おこじょ :だって、世間は、いまだに、 バレンタインデーネタで浮かれてるんだもん。 ぼくだって人生をエンジョイしなくっちゃね― おねえさん:おこじょくんは、バレンタインデーについて、 少々勘違いしている様だわね。 いいわ、 おねいさんが、 バレンタインデーの由来について教えてあげる。 ・ ・ 【バレンタインデーの由来】 むかし、ローマの皇帝クラウディウスは、 強い軍隊を作るために、兵士の結婚を禁じていました。 しかし 聖バレンティヌスは、 それを無視して兵士の結婚式を執り行ってやっていました。 これをとがめられて バレンティヌスは逮捕され 処刑されたのでした。 その日が、ちょうど、2月14日だったので、 後年、バレンティヌスの命日には、 彼の墓前に甘菓子を供えるようになったのだが、 死人に口無しゆえに、もったいないので、 そんなら、いっそのこと、誰かにやってしまおう ―というのが、はじまりである。 〜民明書房刊 『知られざる馬廉駄韻』より抜粋 おこじょ :わーおねいさんものしりだねぇ。 おねいさん:だから、バレンタインデーに、○×▽じみた ことをするのは、良くないのよ。 バレンティヌスの事を良く思い出して。 おこじょ :うん、よーくわかったよ。 ようするに、 でしゃばった事をすると、 ひどいめに遭うってことなんだね。 おねいさん:乱痴気騒ぎだけは、したくないものね。 おしまい |